カクテルベースとして使われるジン
ジンはバーや居酒屋でよく飲まれるリキュールながらその原材料や歴史があまり知られていません。
実は大麦やライ麦、ジャガイモといったものを原料にして作られ蒸留酒です。
蒸留したのちに、ジュニパーベリーというねずの実と一緒に再蒸留して作っています。
このジュニパーベリーを使って蒸留しているために爽やかな香りがつきます。
もともとジュニパーベリーは熱病の特効薬として使われていたものでそれをアルコールに浸して薬用酒を作ったことが起源です。
その薬用酒の名前がジュニエーヴルだったことからジンという名前は由来しています。
ジンは色々なカクテルベースとして使われています。
ジンライムやジンバック、マティーニといったものが特に有名なメニューです。
ジンを使った代表的カクテル
ジンを使ったカクテルの中でもカクテルの王様と言われるのがマティーニです。
ジンの味を最も反映させているカクテルであると言われています。
>>マティーニのカクテルレシピ・作り方
カクテルの王様と言われるため、作り方が難しいと思われますが、実はとてもシンプルです。
ドライジンとドライベルモットとを3対1の割合で注ぐだけのシンプルであるからこそその味を楽しむことができます。
ジンの味を楽しむために、あえてジンの割合を多くするというのがツウの飲み方です。
ジンの割合を多くするとドライマティーニという言われ方をしますし、ベルモットを1滴のみしか入れないエクストラドライマティーニという飲み方もあります。
究極の飲み方として、イギリスの元首相チャーチルはベルモットを横目に見ながらジンを飲みそれをマティーニといったという逸話もあるほどです。
自宅で簡単に作ることができるジンのカクテルといえばジントニックです。
ドライジンを氷の入ったグラスに入れ、ライムカットを絞り入れたら最後にトニックウォーターを入れて完成します。
ジントニックはビールと同じくらい最初の1杯に選ばれるスタンダードカクテルとも言える飲み物です。
トニックウォーターを入れるだけというシンプルさでありながら、ジンとトニックウォーターの銘柄を変えるだけでその味わいが違うという面白い飲み物でもあります。
とても奥深いため、自宅で作って自分の好みのジントニックを見つけるという楽しみ方をする人も多いです。
自宅でカクテルを楽しむ初心者にはジンがおすすめ
ジンは自宅でのカクテル作りにはもってこいのお酒です。
多くのジンを使ったカクテルはシンプルな作りですし、仕上がるカクテルも万人ウケする味のものが多くあります。
そのため自分で作っても十分楽しむことができます。
ジンの銘柄は色々とあり、ビーフィータ、ゴードン、プリマス、ギルビーと色々なメーカーのものがあります。
これらとトニックやベルモットの組み合わせ方によってできあがるカクテルの味も違ってくるため、出来上がりで自分好みのものを探すというのも楽しみの一つです。
自宅で手軽に作ることができて自分好みの1杯を見つけられるというのはカクテルを楽しむにあたってとても楽しめることなのでジンは初心者向けと言われることが多いです。